4月24日 声なし

浅田 「・・・・・」

   (でも・・もう分かるだろ?)

浅田 「確かによ・・たいした活動もしてなかったし・・練習に参加したのも4,5回だよ・・」

浅田 「・・・部員だって俺と井上しかいないもんな・・

   今部活が乱立して活気付いてる中たった二人の部を学校が認めるわけねえか・・」

浅田 「・・・畜生・・たいしてラグビーやりたかったわけじゃねぇのに・・」

   「ピンポーン」

浅田 「誰だ・・?」

井上 「・・よ・・」

浅田 「・・・井上・・」

4月24日 10分後 声なし

浅田 「お待たせ・・てきとーに漫画でも読んでいいぞ」

井上 「ああそうさせてもらうよ」

浅田 「既におくつろぎモード全開じゃねーか」

井上 「俺浅田の家に来るの初めてだなぁ」

浅田 「しかもその漫画俺のじゃなくて肩当から出したやつかよ!」

井上 「Zzz」

浅田 「・・・・・何の用だよ?」

井上 「いや・・ラグビー部のこと・・なんだけどさ・・」

浅田 「・・・・・・分かってるよ・・諦める・・」

井上 「人数確保したから正式な部活動できるよ」

浅田 「・・・・だろうな・・沖縄料理が学力テストだからどうも柔らかいイメージの学校だったのだが・・こうもお堅いとはな」

井上 「うん・・それでさ・・来週練習試合なんだよね」

浅田 「なんか高校生活しょっぱなから青春精神ってものが砕かれたって感z・・え・・・?」

井上 「だから・・ラグビーできるぞ!」

浅田 「ま、マジか・・」

井上 「教頭が何故か知らないけどてまわししてくれてね」

浅田 「・・・・お・・おおおホントかよ!」

井上 「もちろんさ・・ちなみに全員1年生だってさ」

浅田 「へぇ・・・部長とか決めなければいけないんじゃねーのか?」

井上 「君が部長だよ!」

浅田 「え・・俺ぇ?お前は・・?副部長?」

井上 「いんや・・顧問」

浅田 「・・・教頭は?」

井上 「やめた」

浅田 「そっちかよ!!」

4月25日 声なし

浅田 「えー・・日曜だけど折角部活動まともにできる人数が集まったっということで部長である俺が召集をかけました・・浅田 隆だ!よろしく」

井上 「そして顧問の井上 真澄で〜す」

浅田 「・・・・・」

浅田 「井上・・ちょっとこい」

井上 「なんだよ?」

浅田 「とりあえずお前が顧問だということに一切突っ込まない・・というかその気力が失せたんだがな」

井上 「え〜文句多すぎ〜」

浅田 「まだ何も言ってねぇよ!」

井上 「Zzz」

浅田 「すぐ寝たふりする癖直したほうがいいぞ」

井上 「・・・・・Zzz」

浅田 「・・マジで寝てやがる・・まぁいいそのまま聞け・・」

井上 「Zzz(分かった)」

浅田 「なんでメンバーが色んな意味で濃いやつらばっかなの?」

井上 「Zzz(例えば?)」

浅田 「まず金本君だ・・彼の腰にあるチャカはなんだ?

   異常にまゆげが太いし何でラグビーやるのにスーツ着てるんだよ極道モンっぽい傷跡あるし」

井上 「Zzz(丁度仁侠映画見ながら肩当召喚したからな・・金本君)」

浅田 「次は坂下君だ・・確かにラグビーではちょっとばかしデブっぽい奴がいたほうがそれっぽいけど・・あれは世界まる見えに出てくるLvじゃん」

浅田 「そして遠藤君だ・・超百貫デブがいるからって超ガリ細君入れなくてもいいだろう自分からタックル相手に喰らわせて骨折れるLvじゃねーか」

井上 「Zzz(でこぼこコンビがほしくて・・)」

浅田 「じゃあそれ背の小さい大きいだろうが!何だそのお笑いコンビ結成してくれっぽい期待は!!」

浅田 「本間君を見てみろ・・ただの露出狂だ」

井上 「Zzz(春ってこういう奴出没するよなって考えながら召喚したし・・)」

浅田 「和田君はそもそもあれ教頭じゃねーか!何立場逆転させてんだ!」

井上 「Zzz(教頭の弟らしいよ?)」

浅田 「教頭52歳だろうが!36歳年下の弟なんてよく産んだな母親・・」

和田 「えー・・であるからして」

浅田 「教頭本人だよこれ!!何ホラこいんてんだよ!」

井上 「Zzz(ちなみに今回で全員紹介するのは骨が折れるしレギュラーはあくまで俺ら2人に焦点絞るらしいからないってさ)」

浅田 「・・・・・」

井上 「Zzz(Zzz)」

浅田 「やめた・・」

   (来週練習試合なんだよね)

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