5月1日 ラグビー場 声なし

井上 「よっしゃあ!練習試合だ!いくぞぉ!」

本間 「気合入ってきたな」

坂下 「ふとんがどこまでも吹っ飛んだ」

遠藤 「なんでやねん」

本間 「芸風変えた?」

坂下 「おうよ!本間こそずっと素っ裸じゃんか」

遠藤 「なかなかできることじゃあないよな」

3人 「あははははははは」

和田 「ところで皆・・・」

井上 「なんだ?」

和田 「試合出るの13人だよな?」

井上 「・・・・登場はさせないよ?他のメンバ・・」

和田 「いっそお前やっぱメンバーに入ってしまえよ」

井上 「・・・・・・・」

和田 「昔何かあったかはしらない・・それはそれで結構・・だがそれでもラグビーにこうやって固執してる理由が分からないな」

井上 「・・・・・・・それは・・・」

和田 「何故だ?昔何があったんだ」

井上 「・・・それは教えられない・・けどラグビーをもう一回始めようとしたきっかけがあるんだ」

和田 「・・・聞こう」

井上 「・・・誰かさんがラグビーやれって言ってくれたから・・かな」

和田 「・・・なら・・顧問の位置に甘んじてないでやってみろ・・とにかくやってみなきゃ・・はじまらないだろ」

井上 「・・・かもしれないね」

審判 「ピー!!!これよりとりごや高校Vs名もなき高校との練習試合を開始する」

一同 「うおおおおおおおおおお」

審判 「とりごや高校5人!名もなき高校14人の変則マッチである」(どーん!)

一同 「え゛え゛え゛え゛え゛え゛????」

5月1日 声なし

井上 「うおおおおおおおお!」

本間 「パスだぁあああ!!!」

和田 「よし!シュートだ!!」

坂下 「気合だぁああ!」

遠藤 「根性だぁああ!」

井上 「うおおおおおおおおおお」

和田 「何で俺ら負けてるんだー!!!」

酉小屋 雲雀 「・・・ふははははは」

酉小屋 時鳥 「・・・くくくくくく」

酉小屋 鸚鵡 「・・・ぎゃひゃひゃ」

酉小屋 烏  「・・・クスクスクス」

酉小屋 孔雀 「・・・アヘアヘアへ」

5人 「我ら!!とりごや五人衆!!!」

井上 「・・・・ぐ」

和田 「つ・・強い・・」

審判 「五人のコンビネーションは完璧だ!もはや14人といえども勝てないのか名もなき高校!!」

本間 「・・・俺達・・所詮ラグビー始めて・・すぐだ・・もうだめなのかよ」

井上 「ここで諦めてどうするんだ!!!」

和田 「!」

本間 「!」

坂下 「!」

遠藤 「!」

残り9人 「!」

井上 「自分達の力を信じろ!!!最後の最後までぇ!!!」

浅田 「!!」

和田 「・・・・浅田・・」

井上 「・・・なんだよ・・きてたのか・・邪魔するなよな」

浅田 「・・・ボール貸せ・・」

井上 「え・・・」

浅田 「ほらよっと・・」

審判 「おーーーーーっとおおおおおお!!ここで思わぬ伏兵がいたあああああ!!!」

五人衆 「!?」

浅田 「・・・・お前らな・・強いようだから弱い俺はいらないと思ったんだ・・」

井上 「・・・」

浅田 「だが・・・俺は中学の時バスケ部でレギュラーだったんだ・・」

審判 「浅田選手のフックシュートが見事決まりこれで勝負の行方は分からないぞ!!!」

浅田 「お前ら・・弱いようだから強い俺は・・いるだろ?」

和田 「・・ふ・・」

井上 「・・あぁ!」

浅田 「とりあえず一言言わせて貰っていいか?」

一同 「どうぞ」

浅田 「・・・何でラグビーじゃなくてバスケの練習試合してるんだよ!!

   しかもそれじゃ俺ら反則じゃねーか!!!コートから出ろやその他ラグビー部員!!

   っていうか・・諦めろやあああああああああ!!!!」

井上 「四言じゃん」

和田 「えー・・であるからして」

浅田 「ラグビーじゃないからって教頭に戻るな!ありがたい配慮なことで!?」 

井上 「俺、浅田、本間、坂下、遠藤・・いくぞおおお!!」

五人衆 「さぁこい!!」

藤岡 「っていうか・・結局浅田君も流されやすい性格ですね・・このSS今度はバスケモノになるんですか?」

鳳  「だろうな・・何だハルヒ・・このままラグビー物語で固定されると思ったのか?」

光&馨 「でも行き当たりばったりでも深いダンジョンでゴールっぽい道だけど実は宝箱しかなかったみたいなディープさだよねぇ」

藤岡 「それと・・何で私達が再登場するんですか?」

鳳  「あぁ・・それに関してだが・・唯一の突っ込み役である浅田さえああだからな・・

   本気で客観的な視点を持つ突っ込み役が俺らしかいなかったわけだ」

藤岡 「・・・ディープだ・・」

  (じゃっじゃじゃーん♪×2じゃーじゃじゃーじゃーん♪・・五千マイル走って〜息を切らし〜て♪) 

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