4月30日 声なし
井上 「・・・・・・・」
浅田 「・・・・・・・」
本間 「・・なんだ?なんだ?この2人・・どうしちゃったんだ?」
和田 「えー・・であるからして」
井上 「・・・・・・・」(肩当てからナイフを取り出している)
井上 「っハ!」
浅田 「うお!?」(数センチ目先の壁にナイフが突き刺さる)
井上 「っち・・」
浅田 「何するんだよ!!」
井上 「蠅が壁に止まってた・・ウザかったから退治しただけだよ」
浅田 「・・・・っち・・言いたりないことがあればいくらでも聞いてやる
だがそれに応じるつもりは一切無い・・とりごや高校との練習試合を俺は認めない」
井上 「・・・っは・・お前がいくら駄々こねてもきょーとーの意見は絶対だね!」
浅田 「いつからそんなにきょーとーが偉くなったんだよ!」
井上 「1億と2千年前からに決まってるね!」
浅田 「・・・なんなら今すぐラグビー部やめてもいいんだぜ」
井上 「・・っ・・いいよ!それにもう二日後には練習試合だって決まったことなんだ今更変えられないよ」
浅田 「あぁそうだなお許しが出たからやめてやる!一番俺は弱いらしいからな・・俺いても足手まといだろ」
井上 「ふん!そうだね!」
和田 「えー・・であるからして」
4月30日 放課後 声なし
浅田 「・・・・・家に帰ってきた・・久々に放課後暇だな」
浅田 「・・・・・ちょっと言い過ぎたか・・いやしかし・・あそこの高校だけは勘弁だ」
浅田 「それに・・弱いのは事実だしな・・」
4月30日 ラグビー場 声なし
井上 「・・・・・は〜い・・ランニングね〜・・・」
本間 「井上・・元気ないね・・」
和田 「・・・・」
本間 「あの・・和田・・」
和田 「とりごや高校のことか・・確かに浅田は嫌がると思ったがな・・」
井上 「よし・・じゃ・・次は・・えと・・その・・適当に・・らんにんぐを・・」
和田 「とりごや高校には・・あいつの生き別れの弟がいるんだ・・」
和田 「・・・まぁ・・幼い頃・・浅田はその弟にある酷い仕打ちをされたらしいな・・」
和田 「親にも見離され・・行き着いた先はいまある家・・親戚内では厄介扱いされてる夫婦の家に引き取られた・・」
和田 「しかもその弟・・ラグビー部に入ったらしい・・それでだ・・浅田が妙に反応したのはな」
本間 「イチ、ニ、イチ、ニ」
和田 「・・・・・聞いてない・・か・・」
坂下 「ウレッシィ!!」
遠藤 「このアマァ!!」
井上 「よぉし・・ランニング終わったな!次はランニングだ!」
和田 「・・・・・まぁまさしくこれは・・奴自身の問題となるだろうな」
井上 「和田・・くっちゃべってないで走れ」
和田 「その次のメニューは?」
井上 「ん?・・・・ランニング」
和田 「燃えてきたぜ」
本間 「ゼェゼェ」
井上 「あ・・・突っ込む人がいないや・・
・・・・へん・・なんだあんなやつ・・・もうシラネ」
(爆走兄弟レッツ&ゴーみたいな台詞でしめた井上!浅田はもうだめなのか!!)